男鹿暮らし今昔

男鹿の鯛ごっつ網漁

男鹿半島と言えば冬はハタハタや鮭ですが、春にはたくさん獲れる真鯛が有名です。

その真鯛は「ごち網漁」と言って楕円形の網で鯛を囲んで追い込みながら掬い取る漁法で、

鯛を傷つけず弱らせることなく水揚げできるため、鮮度が段違いに良いことで知られてます。

鯛に逃げられてしまう確率も高いですが、当たれば大きな…そして鮮度抜群の鯛は大いなる収穫となります。

地元では「ごち網」を「ごっつ網」と言っているので、私も今回それが標準語なのかどうかを調べてみました。(^-^;

会社で船を持ち漁業をしていた父もまた、鯛のごっつ網は盛んに行っていました。

後で母や周りの人から聞かされることになるのですが、父の会社のごっつ網漁でとんでもない鯛の漁獲量だった年があったとか。

その記録は、何十年経った今でも破られていないそうです。

私は覚えていませんが、当時はとても漁港も賑わい景気が良かったそうです。

我が家は父亡きあと、すっかり鯛とは遠ざかっていたのですが、ここ数年は父同士が親友だった息子さんが釣った鯛を頂戴する機会があり、思いがけず鯛を賞味に預かることがあります。

先日もまた沢山頂戴したので、母の誕生日にポワレを作ってみました。

男鹿半島の鯛は格別です。

バンビーノデリカテッセンのキッシュにも鯛を使わせてもらってます。

これから12月にかけての一時だけ味わえる脂の乗った鯛は、鯛をくれる釣り名人曰く「12月の鯛以外は食べなくても良いくらい美味しい」のだとか。

私は鯛の内子が大好きです( *´艸`)

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