愛すべき犬たち

愛犬の旅立ちから5年が経ちました

二十四節気でいうところの「大暑」は我が家のテレジアが旅立った日です。

5年前のその日は、県下で大雨が洪水となり、あちらこちらで河川が氾濫し通行止めがあり、

市内の交通渋滞はMAXとなっていました。

あの日、朝イチで病院に行く時も、夕方再び診察に向かう時も、

そして大きな痙攣を起こして動かなくなったテレジアを絶叫しながら車で向かう時も、

なぜか渋滞には巻き込まれずに行けたのでした。

思えば、暑さが苦手なテレジアが「大暑」の日に旅立つなんて皮肉なものです。

あの子の犬生では、ほとんど病気らしい病気はしなかったので、最期の数日間はちょっと辛い時間だったのかもしれません。

多分肝臓が限界に来ていたのかもしれないのに、前日のパオラの誕生日には逝けないと、1日頑張ったんだと思うのです。

今ではあの子が居た記憶もどんどん霞んで行くようで恐いのですが、たくさんの画像や動画を見ると、「やっぱりうちの可愛いテレジアだ💕」と気持ちをリセットできます😉

大好きな海で優雅に泳ぐテレジアを今日の画像にペタンコします✨

顔は砂浜でゴスロリして真っ黒ですがね😆

旅立った日で毎年思い出すことがあと2つ。

一つ目はテレジアの動物病院の獣医さん。

あの日、ほっぺにチュウをした瞬間に、大きな痙攣のようなビクビクっとなってから動かなくなったテレジア。

気が動転して「テレジアが動かなくなってしまって」と病院に連絡すると、「直ぐに連れて来てください」と言ってくれた獣医さん。

病院に着くと、先生たちが外で待っててくれて「直ぐに蘇生しますね」と言って、車からテレジアを抱き上げて走って行ってくれました。

いったいどれくらいの時間が過ぎたのか覚えていませんが、先生たちが心肺蘇生とマッサージを手を止めず続けてくれました。

そこに妹が入って来て「もう充分頑張ったんだからテレジアを楽にしてやろう」言われ、その言葉を聞いた先生が「残念ですが…」と臨終を伝えられました。

そこから思いがけず、失禁して汚れてしまったテレジアを綺麗にしてくれて、体内からの老廃物がながれでない措置をしてくれました。

今冷静に考えると、心肺停止の時点で助かる見込みがあったとは思えないのです。

それでも先生たちが蘇生を試みてくれたこと、そして思いがけずテレジアを綺麗な姿にしてくれたこと。

これらは悲しみの真っ只中に居た私でしたが、大きな慰めになりました。

今でも感謝に堪えません。

患者に寄り添ってくれた獣医さんで救われました。

二つ目は、旅立ったばかりのテレジアをもう一度お店の中に連れて行きたいと思った私に手を貸してくれたモナコ母と、旅立った知らせを受けて駆けつけてくれたお客様たち。

突然別れの日が来て、もうテレジアとの暮らしは「今日をもって終わり」という現実を、受け止めきれなかった私を労いと哀悼の意で包んでくれたこと。

毎年命日を迎えるとテレジアのことと一緒に、あの日の夜を思い出すのです。

なので、お客様たちからの相談には可能な限り応えるようにしています。

それが私なりの恩返しかなと思っています。

テレちゃんのこと可愛いがってくれた人たちを大事にしないとね😉

足が付かなくても優雅に泳ぐテレジア
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